■研究テーマ■


2009年度の研究テーマ


●サーボプレス活用によるプレス成形部品のスプリングバック抑制に関する研究
プレスのスライドの位置を任意に制御可能なサーボプレスの機能が部品の形状凍結性に及ぼす影響の把握とそのメカニズムの解明を目標に研究を進めています.(日本金属プレス工業協会等と連携)


●自動車板金加工の効率化に関する研究
板金加工において,熟達者のハンマリング方法の解明及び定量化を目指しています.熟達者の早期育成を狙っています.


●金属薄板の2軸引張り試験方法に関する研究
金属のプレス成形品のスプリングバックの解析を高精度に行うために必要な,材料の降伏特性の計測方法等の検討を数値シミュレーションを適用して行っています.(NEDOからの支援を受けての研究)


●落花生殻を活用した複合材料の特性向上に関する研究
落花生殻と樹脂を圧縮成形することにより,パーティクルボードの特性を目指しています.(千葉県産業支援技術研究所と共同研究)
強化材として,麻等のエコ材料を検討中.材料に関する特許を出願しました.


●ヘルスモニタリング機能を有する,液体輸送パイプに関する研究
ガソリン等を輸送するパイプにおいて,二重のパイプの間にセンサーを設置可能とし,輸送液体漏洩時に,通報可能とします.パイプの形状について特許出願しました.


杉皮を使用した樹脂複合材料に関する研究
炭または千葉県に多い山武杉等と少量の樹脂を素材とした,新しい材料の射出成形技術の研究をします.(コンパウンドメーカと共同研究)


●自動車用金属板材の高速引張特性に関する研究
プレスの成形速度での材料特性は未だ計測されておらず,試験装置の開発から行います.(日本金属プレス工業協会と連携)


レールの高精度曲げ成形手法に関する研究
レールは,設置現場で曲げられます.精度よくかつ簡単な機構で曲げ成形する方法を,シミュレーション技術を活用して研究しています.(鉄道保線機器メーカと共同研究)


自動車用金属材料の簡易2軸引張試験装置の開発と材料の降伏挙動に関する研究
材料を直交する二方向に引張った時の材料特性を汎用の圧縮試験機を使用して簡便に計測する手法の確立を行っています.


自動車のパワートレイン系金属材料の捩り疲労に関する研究
部品使用中の亀裂予測の基礎データとするために試験を行っています.


自動車用部品のプレス成形中における金型変形挙動に関する研究
成形中の金型変形をシミュレーション可能とし,成形シミュレーション結果と同じ成形中の圧力を達成可能な,金型設計手法に関する研究をします.(日本金属プレス工業協会と連携)


自動車部品用ゴムの2軸引張試験に関する研究
自動車部品用ゴムの圧縮特性把握のために,二軸引張り試験の活用による計測方法を研究しています.(自動車用ゴム部品メーカと共同研究)


学生フォーミュラーカーの高剛性構造に関する研究
高剛性化と軽量化を目的として,日大参加の学生フォーミュラカーの骨格改造提案を行います.


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