■研究テーマ■
◆2008年度の研究テーマ
●サーボプレス活用によるプレス成形部品のスプリングバック抑制に関する研究
プレスのスライドの位置を任意に制御可能なサーボプレスの機能が部品の形状凍結性に及ぼす影響の把握とそのメカニズムの解明を目標に研究を進めています.(日本金属プレス工業協会と連携)
●プレス成形中の金型変形挙動が成形性に及ぼす影響に関する研究
ハイテン等の高強度材料のプレス成形での金型等が成形中に変形することによる,成形性への影響の明確化を行っています.(日本金属プレス工業協会と連携)
●板金加工の技能伝承に関する研究
板金加工において,熟達者のハンマリング方法の解明及び定量化を目指しています.
●金属薄板の2軸引張り試験方法に関する研究
金属のプレス成形品のスプリングバックの解析を高精度に行うために必要な,材料の降伏特性の計測方法等の検討を行っています.(東京農工大学等と共同研究)
●山武杉とプラスチックの複合材料の射出成形に関する研究
エコ課題への対応のために,廃材となった山武杉とプラスチック複合材料の射出成形特性の把握とその成形シミュレーション技術の開発を行っています.(千葉県内樹脂コンパウンドメーカと共同研究)
●落花生殻を活用した高弾性率複合材料の成形技術に関する研究
千葉県特産の落花生の殻と樹脂に高強度繊維を加えて高弾性率複合材料とする高温圧縮成形法を開発すると共に,その機械的特性を評価しています.建築物の壁等への適用を考えています.(千葉県産業支援技術研究所と共同研究)
●小型レーシングカー用フレームの構造最適化に関する研究
学生フォーミュラ用の車体の高剛性化を部品の成形を考慮してシミュレーション技術を活用して設計しています.(日大生産工学部機械工学科内の研究室等と連携)