プリフォームと射出成形法による
フェノール複合材料の開発と引張特性
Development and tensile property of phenolic composite by injection molding with preform.
研究背景
韓国地下鉄の車両火災事故
車両火災事故では、プラスチック燃焼時に発生する煙により、被害が拡大した。
フェノール樹脂は、耐熱性、難燃性、低発煙性に優れ 熱間強度保持率が高い性質がある。
フェノールFRPは、火災に強い構造材料として期待される。
本研究の射出成形法
3、砕く
4、ペレットの完成!
ペレットの作成
1、ヘキサミン(硬化剤)
  と粉末状フェノール
  を混ぜる。
2、200MPa
  で、圧縮する
従来の射出成形
強化繊維が短繊維のため、
強度が不十分になる
フェノール+ヘキサミン(硬化剤)
+
ガラス繊維
(短繊維 )
 構造部材としての利用が困難
プリフォーム
(ガラス長繊維 )
 
硬化温度に加熱
ペレット
強化材となる長繊維を、
予め金型内にセットしておく
FRPは,車輌の内装・船舶・住宅設備機器などに利用されている.
強度向上!
成形品の検討
ロービングクロス
ステッチング入り織物
(DB1200)
繊維の拘束力が弱く、よれてしまう
繊維同士の間隔が、狭いため浸透しない
テキスト ボックス: ・ ロービングをステッチにより固定
・ 樹脂流動性に優れる基材
・ ロービングをステッチにより固定
・ 樹脂流動性に優れる基材
 
アミラスフロー
・ 射出口付近での繊維のよれはない!
・ 樹脂も成形品全体に浸透している!
問題点
改善!
 射出成形では、材料をあらかじめペレットと呼ばれる粒子状のものにして、使用します。 
火災に強いFRPが、船舶·車両の構造部材として求められている。