
プリフォームと射出成形法による
フェノール複合材料の開発と引張特性
Development and tensile property of phenolic composite by injection molding
with preform.
研究背景

韓国地下鉄の車両火災事故
車両火災事故では、プラスチック燃焼時に発生する煙により、被害が拡大した。
フェノール樹脂は、耐熱性、難燃性、低発煙性に優れ
熱間強度保持率が高い性質がある。
フェノールFRPは、火災に強い構造材料として期待される。
本研究の射出成形法


3、砕く
4、ペレットの完成!
ペレットの作成

1、ヘキサミン(硬化剤)
と粉末状フェノール
を混ぜる。
従来の射出成形
+
構造部材としての利用が困難



硬化温度に加熱
ペレット
強化材となる長繊維を、
予め金型内にセットしておく
FRPは,車輌の内装・船舶・住宅設備機器などに利用されている.
強度向上!


成形品の検討



ロービングクロス

繊維の拘束力が弱く、よれてしまう
繊維同士の間隔が、狭いため浸透しない




・ ロービングをステッチにより固定
・ 樹脂流動性に優れる基材
アミラスフロー

・ 射出口付近での繊維のよれはない!
・ 樹脂も成形品全体に浸透している!
問題点
改善!
射出成形では、材料をあらかじめペレットと呼ばれる粒子状のものにして、使用します。
火災に強いFRPが、船舶·車両の構造部材として求められている。