「祝辞」(5カ月後ですが・・・)
相当時間が空いてしまいました。
5カ月前の2024年3月25日の卒業伝達式で読み上げた「祝辞」を記載します。
卒業生の皆さん、多くの「運」を引き寄せるには日々の正しい習慣と着実な一歩からです。最後のこの『話』はちょうどそのころ読んでいた「NOKIA復活の軌跡,リスト・シラスマ著,渡部典子訳,早川書房」の挿話から引用させて頂きました。
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「祝辞」
本日、晴れて卒業する皆さん、ご卒業おめでとうございます。ご列席の方々、機械工学科の教職員一同および在校生を代表して、心からお祝い申し上げます。
(中略)
思い返すと、4年前、皆さんの大学生活の幕開けは、新型コロナウイルスによる非常事態宣言のため、通学がかなわず、最初に皆さんに会ったのは6月の実籾キャンパスでの学科ガイダンスでした。小雨が降る中、複数の教室に別れ、ソーシャルディスタンスを確保しつつ、着席する皆さんを迎えたことを思い出します。とても緊張していましたが、同時に大学に来たという喜びの顔が印象に残っています。
(中略)
特に、最後の卒業研究、または修士論文研究では目的に沿った解、それを裏付ける成果を得ることができたでしょうか? また、成果を他者にきちんと伝えることはできたでしょうか? このような正解の無い問いの連続を今後の実社会で向き合うことになります。
(中略)
まずは、何が常識か、何が正しいか、常に自分の中に基準を持つよう心掛けて下さい。そして、人のいいなりにならず、未熟でも自分の考えを持って下さい。そのためには多くのインプットが必要です。
(中略)
最後に、一つの話をして、この祝辞を終えます。
ゴルフ界のレジェンドといわいる人が18番ホールでホールインワンを達成した時、一人のファンがその『運』の良さを称えました。すると、そのレジェンドはこう答えました。「練習を積めば積むほど、私はもっと運に恵まれる」と。
運を引き寄せるのも自分次第です。多くの運を引き寄せ、なりたい自分を自らつかんで下さい。
本日は誠におめでとうございます。