無知の知 追伸
以前、ブログで紹介した本「夢をかなえるために脳はある」池谷裕二著(講談社)の中に「ダニング=クルーガー効果」論文に関する記載がある。人は自分が知らないことについては、何をどこまで知らないかを知る術を知らない。自分の無知さに気づくきっかけがないので、謙虚になる術がない。だから自信過剰なピエロになりがち、というものであった。一方、この本でこの論文には『だから、伸びしろがある(成長する)』と。この効果に光明を見い出している。「私にはできない」と思ったら、成長は停滞する。まあ、その通りで一理ある。原典を読んだわけではないのだが、逆説的で面白い。そうあって欲しいとも思う。どう取るかによって(バイアス「思い込み」が係るかによって)人の捉え方は変わる。意味深である。