入学歓迎の挨拶

4月から学科主任となり、4/5のガイダンスにて新入生の前で歓迎の挨拶をした。以下のようなことを話した。
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皆さん、日本大学 生産工学部 機械工学科にご入学、おめでとうございます。
学科教員一同、皆さんを歓迎致します。皆さんは、高校生活をコロナ禍の下、多くの制限がある中で過ごし、頑張ってこられたと思います。大学では4月から授業やサークルもコロナ前の状態にほぼ戻します。これから、思いっきりキャンパスライフを満喫して下さい。

この中には、第1志望の人、不本意な入学と思っている人、様々は人がいると思います。ですが、ここでお会いしたのも何かの縁です。出口(就職)については、この後お話があると思いますが、本学の就職率は非常によいので、皆さんも頑張って下さい。本学科には、研究においても各分野で第一線で活躍している先生方がいます。我々はベストチョイスと思って頂けるよう、ベストをつくして皆さんをサポート致します。

本日は私から祝辞として、2つのことをお話ししたいと思います。
一つは、多くの人と接し、多様な価値観に触れて、友人・知人をたくさん作って下さい。同性、異性関係なく、大学時代の友人は今後の人生において、かけがえのない宝物になります。また、出会いや別れは人を大きく成長させてくれます。同級生でなく、先輩や我々教員でも大いに結構。積極的に自ら声をかけてください。不安に思っているのは皆、同じです。是非、今日の帰りにでも一人には声を掛けてみてください。

二つは、大学にいる間に自分を見つめて、これだと思う道を見つけて下さい。
当初、「若いうちにたくさん失敗をして下さい」と言おうと思っていました。昨日、新聞を読んでいると、一昨日は多くの企業の入社式のため、社長の訓示が載っていました。日産自動車の社長の祝辞は「失敗を恐れずチャレンジして下さい」とのことでした。これを読んで、新社会人でない大学に入ったばかりの学生に何をチャレンジすれば、と逆に問われかねず、新入生にはピンとこないかもと思い、やめました。他方、日立製作所の社長の祝辞は、『仕事とはするべきことをすること』と言った後に、『社外に「するべきこと」を見出すかもしれないが、それも素晴らしいことだ』というものでした。これには二つの意味があると思っています。「これからは終身雇用が崩れるよ」ということと、「本当にするべきことを見つけることは素晴らしいこと」だとも。これを読んで、こちらかなと思いました。

大学時代におおくのスキルを身に着けて、本当にしたいこと、自分がこれから進む道を見つけてください。大いに遊び、大いに学び、大いに悩んでください。中途半端はいけません。やってみて、途中で変えてもいいのです。一つのことに一生懸命になるということは、必ず今後の糧になると信じています。
これをもって、入学歓迎の挨拶とします。

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教室が2つに分かれていたので、2回同じことを話しました。やはり同じ挨拶を2回するのはちょっと・・・。1回がいいですね。

前日に体育館で開講式を行い、会場一杯に座っている新入生を壇上から見ていました。
ああ、コロナ前の日常に近づいてきんだな、と若い学生を見ながら実感し、本当に新入生皆がキャンパスライフを謳歌して欲しい、と思いました。

2023年04月06日